小学6年生頃、運命の映画と出会いました。
『スタンド・バイ・ミー』
ストーリー・曲・人物・ファッション、全てが格好良すぎて衝撃的でした。
その中でも群を抜いて格好良かったのが、出演者のリバー・フェニックス。 そして、彼のファッションが『ダメージの入ったブルージーンズにオールスター』。 そのスタイルに憧れ、ジーンズショップに急いで探しに行った事を今でも鮮明に覚えています。

それからというもの、 デニムを買っては軽石で加工をかけたり、オールスターを履いてスケボーをしまくり黒い擦れをつけたり、 ヴィンテージにハマり、当時、手伝いで稼いだ小遣いを全部洋服や靴につぎ込んでいました。
地元を離れてからも、様々なファッションに触れ、いくらお金を使ったか分かりません(笑)

その後、家族ができ、子供も当時の私の年頃になりました。 小さな島で育ち、都会に憧れていた私にとって、 ファッションは、自分を少し背伸びさせてくれる。気分を変えてくれる。そんな存在でした。 それは今も変わりません。

私は、有難い事に、好きな事を仕事にしています。 ファッションをお客様へ届ける仕事。

あの時の映画との出会いがなければ、きっと今の仕事にも就いていません。
子供達にもそんな運命の出会いや没頭できるモノ・コトができるといいな。 そんな事を想う父ですが、、
先日、息子３人にナイキのスニーカーをねだられました。 血は争えないですね(笑)

自分たちが素敵だと感じ、お客様にもそう感じていただけるファッションを生み出したい。
そして、私を変えてくれたように、お客様にとってもそのような存在であり続けたい。

これからも誰かの心に残る、素敵な洋服を届けていきたいと思います。